手結のつんつく踊
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高知県の観光>高知県の文化財>手結のつんつく踊
高知県香南市夜須町手結
県指定無形民俗文化財
旧暦9月26日手結八大龍王宮で漁祈願として、旧暦9月30日西山八幡宮で神無月のお立ちの宵神事として奉納される。1600年代中頃に九州日向から伝えられたとの記録があり、かつては小踊りとも称していた。古くは23通りの踊りがあったが、現在伝えられているのは玉草、とおばしり、君が代、綾踊り、若き姫たちの5通りである。踊り子は烏帽子に白上衣、白袴姿で、締太鼓を手にした太鼓打ちと、摺鉦を手にした鉦打ちほかの踊り子多数は扇子を手にして、終始円形で踊る。身振り手振りには古雅なものがあり、それが純白の衣装とも相まって、いっそう趣深いものとなっているが、楽器、歌詞、動作からみて元来は念仏踊り、盆踊りとして踊られていたものであろう。
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