手結の盆踊
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高知県香南市夜須町手結
県指定無形民俗文化財
8月15日、手結海水浴場駐車場で行われる。踊り場中央に据えた台には黒袴に鉢巻の男子、浴衣に管笠の女子の数組が踊り、これを取り巻いて2重、3重の外輪円をなしているのが老若男女の踊り子で、子供はハッピに草履、大人は浴衣姿である。この外輪の外に高い櫓があり、太鼓打ち、拍子木、音頭と囃子がいる。踊り場中央にあった櫓が現在位置に移されたのは昭和40年ごろからである。踊りはコッパ、クロス、ミアイ、花取りの4通りで、コッパ、クロスは1列の輪踊り、ミアイ、花取りは男女相対しての踊りである。特に花取りは、高知県の代表民俗芸能花取り踊りが、元来盆踊りの一演目であったことを示す注目すべき資料である。なお、後日手結真行寺境内でも有志たちによって踊られる。
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