国分寺梵鐘

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高知県南国市

国指定文化財・工芸品

9世紀の初め、平安時代前期に鋳造された土佐国分寺の梵鐘は高知県では最古の梵鐘である。総高80.6cm。口径47.2cmで竜頭の長袖線と撞座が高く、それらの点でこの梵鐘は古い様式を持っている。梵鐘が鋳造された平安時代前期は土佐国分寺の伽藍が出来上がった年代を示す。古代寺院の建立は数十年かかり、その最後に寺院に納められるのは、国分寺の総本山東大寺の梵鐘の例をみてもわかる。また、梵鐘の大小は当時の国力の強さと、それぞれの国分寺の大きさを示す。国分寺の梵鐘で、今なお残っている讃岐(香川県)国分寺の梵鐘は高さ148cm、三河(静岡県)国分寺の梵鐘の高さは137cmである。

国分寺梵鐘

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