鉄門跡
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高知県の観光>ジャンル別高知県の観光>鉄門跡
高知城
この場所には左右の高い石垣をまたいで入母屋造り二階建ての門が設けられていた。ここを入ると二の丸から本丸に通じる重要な位置にあるため石垣は整然と築かれていて、門の扉には多くの鉄板が全体に打ち付けられていたので、鉄門と称された。小さな枡形を形作っている門の内側には番所があって、弓・鉄砲を持った番人と足軽が詰めていた。右と正面の石垣の上には矢狭間塀がめぐらされていて、門内に進入した敵を3方向から攻撃できるようになっていた。左に曲がって石段を上ると、矢狭間塀のために二の丸方面への道は見えず、むしろ詰門への石段が連続して見えるので、自然と詰門の方向に導かれるように巧妙に設計されていた。石段は18段あって「一八雁木」と呼ばれていたが、現在は16段になっている。石段の中間から鉄門の二階に上がれるように設計されており、そのあたりの石には切り出した時の楔の跡がそのまま残っているものがみられる。
(看板引用)
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