土佐北街道
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高知県長岡郡大豊町
高知城下と伊予を結ぶ江戸期の街道
北山越・伊予路ともいう。高知城下から北東行して長岡郡立川下名村(現大豊町)に至り、笹ヶ峰の峠を越えて伊予に出る。延暦15年都と土佐を結ぶ官道として開かれたが、険阻な四国山地を横断するため、平安後期には廃道となっていた。だが吉野川流域の村々と高知平野を結ぶ街道としての役割は果たしており、土佐街道に対する脇道となっていた。享保3年6代藩主山内豊隆が参勤交代にこの道を利用して以来、城下と上方・江戸を結ぶ主要道となり、参勤交代路として整備された。参勤交代路となってからは立川番所での出入国の検査は厳重であった。現在藩主の休憩した立川番所書院は国の重文となっている。明治4年、根曳峠越えの道は現在国道32号となっている。
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