古満目水浴せ

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幡多郡大月町古満目

寛文二年(1662)古満目に大火があって家は殆ど焼失した。その時足摺山の僧を招いて般若経をあげて祈願祈祷を行い神のお告げに従って地名を「古満目」に改め、防火の神、愛宕神社を勧請して、その後この「水浴せ」を旧正月二日に奉納してきたが、現在では新暦正月二日に行っており、どんなに天気が悪くても欠かさず奉納されてきた。水浴せは、地区の若者が浴衣に注連縄を結び、首に御幣をつけて氏神の春日神社で御神酒を戴き、参道の鳥居の前で筵に正座して待つ、正装の役員たちが石段に勢ぞろいし、船唄を唄いあげて、最初は榊の小枝を海水に浸けたものでお清め続いてバケツの海水を頭から浴せる。この後神社を出て地区長、当頭の宅を廻って再び神社に戻って計四回の「水浴せ」を終えるのである。尚、水浴せを今年で終了する者と、今年初めて参加する者は、揃ってこの行事の前と後に愛宕神社へ参拝する。

古満目水浴せ

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