湛慶作、善膩師童子像

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高知県高知市長浜

彫刻

雪渓寺

湛慶の銘ありて近世全日本的に喧傅せられつつある毘沙門天立像は浦戸湾の西なる長濱村の雪渓寺に安置せられている。此の立像は明治四十四年四月に國賓甲種三等の指定せられしもの高さ二尺三寸五分ある。久しき年月の間に両手は欠失して何いのは惜しいが吉祥天女の像と共通に深みと丸みを持っている。童子が斜に上方に瞳を開きて仰ぎ見たる刹那の頭の格好、前額、頬や口、あごの表現は批評の余地のない出来栄えであって後世木彫の模範としての価値を備えている。

湛慶作、善膩師童子像

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