函館海戦

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賊軍悉く艦を失う

明治二年三月南部の宮古沖に於ける一戦、賊艦回天は官軍諸艦の猛撃に遇ひ、辛くも死地を脱して同港を遁出したるが、官軍の一部は翌四月更に進んで賊軍の占據する江刺を略し松前城に逼ったので、賊軍は城を棄てて遁走した。五月官軍は諸艦相率いて函館を衝く事となった。茲に於て愈々函館海戦の幕は開かれた。激戦の終盤官軍は三方並進して賊軍に肉迫した。賊軍の艦長松岡磐吉能く戦いたるも数次の激戦に賊軍は悉く其艦を失い、官軍は終に大捷を奏したのであった。しかし此の戦いに於て官軍朝陽は遺憾乍ら撃沈した。

函館海戦

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