ミカドアゲハ

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高知市

国指定特別天然記念物

ミカドアゲハは、本州や四国の一部・九州全土に分布している珍しい蝶である。四国では主に高知県で、室戸から足摺の海岸線の各地に生息しているが、その個体数は少ない。成虫はアオスジアゲハに似ているが、一目で区別できる。ウツギ・ゴンズイ・センダンの花が咲きはじめると、前年蛹で休眠していたのが羽化してでてくる。卵は幼虫のオガタマノキの葉に産みつけられる。幼虫は6月の末蛹となり、そのまま冬を越す。