樽の滝
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高知市鏡
鏡村には樽の滝、平家の滝、明神の滝の三滝があり、中でもこの樽の滝は県下的にも有名である。鏡川ダム湖の奥、支流穴川の最上流部にあり、高知市内から車で50分、駐車場から徒歩5分ほどで滝に着く。この滝は、高さ65mの二段の滝から成っている。大水が出ると、大樽を揺るがすような音がするためこの名がついた。滝には四季それぞれの顔がある。春の山桜や新緑、秋の紅葉、冬には滝の水が凍りつくこともあり、自然のつくり出す壮大なパノラマが展開される。滝壺のそばには「龍神宮」があり、渕には雌の大蛇が住んでおり、山向こうにある平家の滝の雄の大蛇と互いに行き来したと言われ、水には入らないほうがよいと言い伝えられている。地元の今井地区には、樽の滝音頭が継承されており、村の盆踊り大会で踊られたこともある。樽の滝に対する地元民の愛着も強いようだ。