程野の滝

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ＮＯ２５

いの町吾北

程野の滝は清水構造帯と呼ばれる断層に沿って出来ている。標高８００mあまりの山頂付近から流れ落ちる無数の滝は「吾北のナイヤガラ」とも呼ばれ、そのスケールの大きさと美しさには目を見張るばかり。滝は全部で４本あり、西から大樽の滝、権現の滝、西（赤）滝、東滝と呼ばれている。高さ６０mから１００mの雄大な滝が、幅約４キロにおよぶ絶壁にほぼ等間隔に流れ落ちており全国的にも珍しい地形である。山頂部の広大な原野に貯えられた水が４本の筋となってあふれ落ちているのだが、その眺めはまさに自然の芸術。春は新緑、夏は冷気、秋は紅葉、冬は４本の滝が一斉に凍結して息を飲むような水の芸術を見せてくれる。四季を通じて大自然の驚異を満喫させてくれる貴重な場所である。