岩屋川渓谷

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NO32

仁淀川町

国道33号線の愛媛県境近く、別枝大橋を渡って西に行くと岩屋川を跨ぐ鳥形橋があり、橋のたもとから岩屋川渓谷遊歩道がついている。岩屋川は天狗の森(1485m)に源を発し、6キロを流れて仁淀川に注ぐ県立自然公園である。上流部の山中には国の天然記念物「大引割、小引割」の珍しい地形が見られる。森の奥からは声の仏法僧といわれるコノハズクの鳴き声が聞こえ、平家の里「都」ではホタルが群をなして飛びかっている。流域一帯の原生林には珍重な植物群が多く、夏には早瀬の岩肌に通称「セイラン」と呼ばれるカワノリが付着する。川底まで透き通った清流にはアメゴが群をなし、昭和58年4月に国の天然記念物ニホンカワウソの死体が発見されたこともある。秋には土佐三大祭りの一つ、国の無形文化財、秋葉祭りの行列が続く。緑豊かな大自然と800年の平家の里、過疎が進む中にもこの岩屋川が育んだ清純な村人の息吹が弾んでいる。

岩屋川渓谷

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 土佐の名水40選