大戦艦を襲ふ狂瀾怒濤

高知県の観光名所

高知県の観光戦争と日本軍艦集大戦艦を襲う狂瀾怒濤

海上の王者を以て任ずる大戦艦も、一度大洋に乗出して荒天に見舞はれると、宛ら風下の池中に飜弄される一片の笹葉と撰ばない。しかし、かかる荒天は豫め各地の氣象通報又は自艦に備へる諸種の計測器等により知ることが出来るのである。乃ち荒天來ることを豫知すれば直に艦内には荒天準備と云ふ號令がかかる。先づ第一大切な大砲や魚雷發射管にはそれぞれ繄止鏈(けいしれん)と云ふもので甲板とその武器とを鐡鎖を以て固定し、短艇その他には繋止鏈の外に更にロープを以つてグルグル巻きに固縛する。又甲板に打上げ襲来する海水を防ぐため各昇降口(しやうかうぐち)舷窓等は硝子窓の上に鐡窓(てつまど)を覆ふて固く締切つてしまふ。さうなつた上はもう演習や訓練どころの騒ぎではない。唯々安全なる航海を續けるべく航海當直員のみならず艦内の全員が一心となつて努力警戒するのである。寫眞は怒濤に悩みつつ航行をつづける戦艦レパルス號のその前甲板である。以て海上荒天のすさまじさを推察することが出来よう。

大戦艦を襲ふ狂瀾怒濤

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