旧山内家下屋敷長屋
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高知県高知市
国指定重要文化財
長屋は旧屋敷地の西端にあって道路に面し、桁行十七間半、梁間二間半で南北に長く、二階建、入母屋造で、東西に庇を付け、屋根は桟瓦葺です。一階は七区画にわけられ、それぞれ異なった間取りをもっており、四部屋は畳敷でその他は板敷と土間です。二階は三部屋にわけられており、いずれも板張りです。また、二階への昇り口は二箇所あります。もとは屋敷に仕える警固番役の足軽らが居住したといわれており、かつての間取りをうかがうことができます。この長屋は後世何回か用途が変わったこともあって大きく改造されていましたが、当初の柱や梁が良く残っていたため、昭和五十三年(〜五十六年)の調査・解体修理で当初の形がわかり、復元されました。このような大名下屋敷長屋は全国的に少なく、貴重な遺構です。
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