一等巡洋艦ザラの後部砲塔附近

高知県の観光名所

高知県の観光戦争と日本軍艦集>一等巡洋艦ザラの後部砲塔附近

近代伊太利海軍造艦技術の粹は巡洋艦「サラ」に於いて遺憾なく充分に發揮されてゐると言つても過言であるまい。(320頁フユーメの平面艦型圖を参考として見て戴きたい。)ここに見えるのは後部20糎第三第四砲塔で、その上に測距儀が見え、その上が後部煙突の頭部及び後檣である。この附近に散在する人物によつてその巨大さが想像される。寫眞の左隅に見えるのは10糎高角砲、第四番砲塔の楯に見える巻物の如き装飾はフアシストのマークで、その上第三砲塔の楯に誌されてゐる文字は、フアシストの誓言「すべての計畫に對して果敢なれ」である。華府条約による伊太利の保有量は主力艦175,000噸(現有4隻86,532噸)航空母艦60,000噸(現有なし、但し補助航空母艦即ち水上機母艦「ギセツペミラグリア」一隻4,882噸あり)で、巡洋艦、驅逐艦、潜水艦に關しては單艦噸數及び備砲口徑の制限は受けてゐるが、倫敦條約に於ては佛國と同じく協定成立せず無制限である。

一等巡洋艦ザラの後部砲塔附近

高知県の観光へ戻る  戦争と日本へ戻る 
軍艦集へ戻る