安城の渡

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帝國軍事研究會

勇敢なる水兵

渡るに易き安城の  名は徒のものなるか
敵の打出す弾丸に  浪はいかりて水さわぐ
わきたちかへる紅の  血汐の外に道もなく
先鉾たりし我軍の  苦戰の程ぞ知られけり
此の時一人の喇叭手は 取はく太刀の束の間も
進め進めと吹きしきる 進軍喇叭の勇しさ
其音忽ち打絶て   再びかすかに聞へたり
打絶へたりしは何故ぞ   幽かになりしは何故ぞ
打絶へたりし其の時は  弾丸のんどを貫けり
かすかに成し其の時は  熱血氣管にあふれたり
弾丸のんどを貫けど   熱血氣管にあふるれど
喇叭を放たず握りしめ  右手に杖つく村田銃
玉と其の身は壊けても  忠魂天地を駆けめぐり
尚敵軍を破らんと    あな勇ましの喇叭手よ
君が喇叭のひびきには  雲山萬里かけへだつ
四千餘萬の同胞も   進むは今と勇むなり
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