第六潜水艇殉難A

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帝國軍事研究會

第六潜水艇殉難A

はや是れまでと艇長の  責を我身に負ひて謝し
功は部下に歸して揚げ  別れを告ぐる言の葉も
涙と血もて書きし文   讀みては誰か泣ざらん

十有三の艇員は   心を砕きひたすらに
部所を離れず退ぞかず 従容自若泰然と
職に殉して潔よさ  覺悟の程こそ雄しけれ

あな勇ましや勇ましの  佐久間大尉を始めとし
花より清き大丈夫の  笑ふて眠る英魂は
天晴武士の艦ぞと   千代萬代に歌はれん
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