鳴無神社B
トップページ>高知県の観光>ジャンル別高知県の観光>高知県の伝説・昔話>鳴無神社
高知県内の伝説
浦の内へ尊がたどり着いたのは十二月の末だった。神様が来られた、とあって出迎えの村人達は正月どころでなくなった。その年は例年のようなシメ飾りをすることもなく斬しい年を迎えたという。村人達の子孫は当時の感激を語り傅え、いまでも浦の内には正月にシメ飾りをせぬ家があるそうだ。また鳴無神社の~事に奉仕する人はミコシ係六人、ヤリ持係四人、長柄カサ持、クジヤク持、ミコシ台持各一人とゼン廻り二人の家は決まっている。~崎の浜に尊を最初に出迎えた人々の子孫と傅えられている。
上陸後の尊は現在の佐川町近くの加茂へ落着き、高加茂神と呼ばれた。その後現在の鳴無神社の土地へ祭られたそうである。一言主尊はよほど徳が高い神様だったらしく、土佐全土からの尊敬はいつの時代でも変っていない。
