忠犬「赤」B
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高知県内の伝説
三平はなきながら自宅裏の竹林へうづめた。ところが死後もうわさはおとろえず、参拝人は生前を上まわる有様に、とうとう三平に自宅前へ改葬した。そこは柔畑だったので三十数年前、村の青年達が三度改葬して今の場所へ落ち着いたそうである。赤の話は傅説よりも実説に属する。同所には命拾いをした乙次を覚えている古老がいた。横山家はその後まもなく途絶えた。今では井ノ口でさえ青年男女、子供らには赤の名さえ知らぬ人が多いという。