無盡山 地藏寺

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四国霊場第五番札所(古義眞言宗)

無盡山 地藏寺(むでんざん ぢぞうじ)莊嚴院

御本尊:地蔵菩薩 (脇士)薬師如来 阿弥陀如来

御詠歌:六道の 能化の地藏 大菩薩 導き給へ 此の世後の世

所在地:徳島県板野郡板野町羅漢字林東5

當山は弘仁十二年嵯峨天皇の勅を奉じ弘法大師開基し給ひ、勝軍地藏菩薩を御自作安置し給ひ、無盡山、莊嚴院、地藏寺と號す。本尊地藏菩薩は一寸八分なりしも後、中興定宥、後宇多法皇の勅を奉じ、紀州熊野権現遷宮導師勤修中、権現のお告げに依り靈木を以つて一尺七寸の延命地藏尊を刻し其の胸中に大師御作の尊像を納め奉つたのが今の本尊と云ふ、嵯峨、淳和、仁明三帝の勅願所にして御綸旨を賜はる。降って鎌倉時代に至り頼朝、頼家、實朝等皆當寺の本尊を尊信し、就中頼朝は其の守本尊愛染明王を當寺に安置し、且つ其の安置狀を添へたり、今の御影堂に安置するもの是れなり。往古其の伽藍結構を極め塔中の寺二十六、末寺は阿波、讃岐に三百餘院あり、細川讃岐守寺領五十石を喜捨し、三好氏亦寺領二十貫を寄附し盛大を極めたり。然るに天正年中長宗我部元親、勝瑞城攻撃の際一山の堂塔悉く鳥有に歸し、御綸旨及賓物等を失ふ、現在の伽藍は普雄僧正の再建にして末寺四十八院に減少せり。慶長年間蜂賀蓬庵公當寺に於て得度し、寺領並に境内八町餘歩を寄贈す。

地藏寺本堂

無盡山 地藏寺

地藏寺大師堂

無盡山 地藏寺

地藏寺山門

無盡山 地藏寺

無盡山 地藏寺 無盡山 地藏寺

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