摩盧山 燒山寺

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四国霊場第十二番札所(古義眞言宗)

摩盧山 燒山寺(まろさん しょうざんじ)

御本尊:虚空蔵菩薩(弘法大師作傅)
脇士 :不動明王、毘沙門天王

御詠歌:後の世を 思へば恭教 燒山寺 死出や三途の 難所有りとも

所在地:徳島県名西郡神山町下分字地中318

當山は弘法大師御開基の砌り諸魔毒蛇が棲息して天變地異の諸災を爲す、或は雨を降らし、或は大風を起して、諸作物を害し人畜に多大なる被害を加え、其の上大師の御開山を嫌ひて、滿山火の山と化し、障礙する事甚だしかりしが、大師は眞言の秘法を修し乍ら登り給ひければ不思議にも滿山の火は大師に追はるる如く消へ去り、岩壁岩窟の所にて猛惡なる毒蛇、正體を現し大師に向って毒舌を振はんとせし時、虚空より光明赫々として虚空蔵菩薩、出現し給ひ、大師は忽ちに其の毒蛇を降伏し、諸魔變化を退治する爲め護摩の秘法を勸修し給ひ、自ら三面大K天を御彫刻し、之れを安置し給ひしかば以来天災地變なく諸人安楽を得、被害を受くる事なきに至りしなりと傅ふ、この因縁に依り寺號を燒山寺と稱し、山號えお摩盧山と呼ぶ。御醍醐天皇の勅願所と定められ、藩主蜂須賀家亦歸依して累代の祈願所とし、本堂を再建し、巨鐘を鋳造せられたる事あり。因に當山は役の行者小角の開基とも、傅へらるれど、毒蛇及諸魔多く衆人の参拝し能はざるを推知して、其まま去りたとも傅へらる。

燒山寺本堂

摩盧山 燒山寺

燒山寺大師堂

摩盧山 燒山寺

燒山寺山門

摩盧山 燒山寺

摩盧山 燒山寺 摩盧山 燒山寺

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