盛壽山 常樂寺

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四国霊場第十四番札所(古義眞言宗)

盛壽山 常楽寺(せいじゅざん じょうらくじ)

御本尊:彌勒菩薩(座像二尺六寸弘法大師作)

御詠歌:常樂の 岸にはいつか 到らまし 弘誓の舟に 乗りおくれずば

所在地:徳島県徳島市国府町延命606

弘仁六年弘法大師四國御巡錫の砌り、一七日間當山に於て修禪し給ひて専念眞言の秘法を嚴修しけるに美妙の音楽天上に響き、紫の雲山嶺にたなびく中に彌勒菩薩數多の薩埵を従えて朗に妙法を宣説し給ふ。大師親ら其の尊容を拝し参らせて隨喜の涙止めあへず直に感得の慈尊即ち二尺六寸の尊像を彫り、九間四面の中堂を造営して安置し、四國第十四番の御本尊となし給ひ、盛壽山、延命院、常樂寺と號せらる。彌勒菩薩御出現の地は日本国中山城國笠基、近江國三井寺及び當寺の三ヵ所あるのみと傅ふ。四國霊場中に於ても彌勒菩薩を本尊として安置するは唯一寺當山あるのみ、弘法大師入定の砌「吾眼を閉じなば必ず將に都卒陀天に往生して、彌勒慈尊の御前に侍べり、五十六億餘年の後、慈尊に隨ひ参らせて、吾舊跡を問ひ尋ねん云々」と御遺告あらせられたるに依るも、當本尊と弘法大師の御因縁浅からざるを知るべし、其後御弟子眞然僧正金堂を建立し、新親法師亦講堂、三重塔、仁王門等を増築するに及びて、七堂伽藍歴然として、境内に聳え現世からなる都卒天上の壮厳を示現するに至れり。

常樂寺本堂

盛壽山 常樂寺

常樂寺大師堂

盛壽山 常樂寺

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