浦戸海軍航空隊跡

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高知県高知市池地区

当地は旧浦戸海軍航空隊の隊門跡である。予科練とは飛行予科練習生の略稱で旧海軍航空機搭乗員である。この採用制度は昭和五年に設定され全国より選ばれた少年たちはよく鉄石の訓練に耐え無敵の空威を発揮したが。連合軍沖縄に迫るや全員特別攻撃隊となり、祖国の繁栄と同胞の安泰のみを願いつつ肉弾となり敵艦に突入し、その八割が若桜で散華したのである。浦戸航空隊は昭和十九年十一月一日開隊されたが、昭和二十年五月に入り愈々本土決戦必至の戦況のもと練習生は敵を水際に撃砕すべく日夜陸戦特攻訓練に終始身を以って国難に殉せんと決するも予期せぬ終戦となり、当隊司令堀内豊秋大佐指揮のもと整然と復員し戦後四十年の今日を迎えたのである。浦戸海軍航空隊は消滅したが、この地こそ我が青春の一時期を鍛之励み共に死守せんと決した終生忘れ難い心と励みのふるさとである。故に記念碑を建立し戦没者の冥福を祈り、戦争の悲惨さと平和と生命の尊さを後世に伝えるものである。
(碑文引用)

浦戸海軍航空隊跡

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