靈鷲山 鶴林寺

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四国霊場第二十番札所(古義眞言宗)

靈鷲山 鶴林寺(りょうしゅうさん かくりんじ)

御本尊:地蔵菩薩(弘法大師作)(國賓)

脇士:四天王(運慶作傅)

御詠歌:茂りつる 鶴の林をしるべにて、大師ぞいます地蔵帝釈。

所在地:徳島県勝浦郡勝浦町大字生名字鷲ヶ尾14

縁起:當山は桓武天皇延暦十七年弘法大師御年二十五才の時、太龍寺の伽藍建立の砌り、勝浦郡西須賀の里に於て憩はせるに勝占明神影現して告げて曰く、此の勝浦川を遡ること百町餘にして一の靈山あり、古佛法輪を轉じたる地なれば行きて修繕し給ふべし。大師夢覺めて不思議の思をなし、直に勝浦川を溯りて是ぞ靈山と覺しき處によぢ登りたるに、老いたる大杉の梢より雌雄の仙鶴代る代る翼を翳して一寸八分の地蔵菩薩の尊像を守護せるを拝し、大師は非常に歓喜して自ら靈木を得て三尺の地蔵菩薩を彫刻し降臨の閣浮檀金一寸八分の尊像をその胸間に納めて本尊となし、太龍寺の營構成るに及んで、更に桓武天皇の勅を捧じ、七堂伽藍を建立し、玆に於て大師、棲鶴大樹の下に精藍の基趾を開きたりと謂ふ。此の鶴の因縁により寺號を鶴林寺と稱し而して山勢天竺の鷲峰に酷似せるを以て靈鷲山と號す。源頼朝公以来幕府の歸信甚だ深く伽藍を修造せられ若干の寺領を附し厚く保護される。當國藩主蜂須賀候初代蓬庵公入国さるるや厚く保護を加へられ山林百餘町寺領七十餘石を寄進す、爾來堂塔伽藍の造營は皆藩費を以て辨じたり。因に今の本堂は慶長九年の再建、六角堂は文久三年建造、大師御自作砂地藏尊七躰を安置す、御影堂は大正二年五月改築、御自作厄除大師を安置す。三重塔は文政十年再建、五智如来を奉安す、仁王門は明治四十二年二月再建、仁王尊は運慶の作と傅ふ。

鶴林寺本堂

靈鷲山 鶴林寺

鶴林寺大師堂

靈鷲山 鶴林寺

鶴林寺山門

靈鷲山 鶴林寺

 鶴林寺多賓塔

靈鷲山 鶴林寺

靈鷲山 鶴林寺 靈鷲山 鶴林寺

 

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