龍頭山　金剛頂寺

トップページ＞高知県の観光＞四国霊場＞四国霊場八十八ヶ所＞龍頭山　金剛頂寺

四国霊場第二十六番札所（新義眞言宗豊山派）

龍頭山　金剛頂寺（りゅうづざん　こんごうちょうじ）西寺

御本尊：薬師如来

脇士：日光菩薩　月光菩薩　十二�~將

御詠歌：往生に　望みをかくる　極楽は　月の傾く　西寺の空

所在地：高知県室戸市元乙５２３

縁起：當山は大同二年弘法大師四國巡錫の砌り御開草し給ふ、本尊薬師如来の座像は大師の御作にして一刀三禮丹精を凝らされ、像に向ひて「尊像支躰すでに備へまいらせり、行きて座し給へ」と念じたれば、尊像自ら立つて厨子の中に入り給ふと傅へられ永代秘佛なり。本山は入らずの山として昔魔界なりしが、大師御開山の砌り、楠樹の下に結界し加持し給ひて悪魔を退散せられたる上本尊並に日光月光十二�~將を作り伽藍を建立し龍頭山、光明院、金剛頂寺と號せらる。嵯峨天皇、淳和天皇の勅願所にして當時は七堂、伽藍悉く備はり多くの荘田を有し、夫役、國役、雑事等免除せられたりと云ふ。明治三十二年十一月火災に罹り、堂塔一切灰燼に歸し多くの寺賓等皆焼失す。本堂書院は最近改築再興したるものなり。當寺は大師の御弟子智弘上人入佛の地なり。有名なる白檀樹あり。寺賓としては、弘法大師爪刻の大�K天（國賓）及び御開山の砌り御使用されたる一粒萬倍の釜、長宗我部が用ひた陣太鼓の胴等今に存す當寺の大師堂及納経所は本堂より全く離れたる所にあり、其間に大師姿見の池跡あり。

金剛頂寺本堂

金剛頂寺大師堂

金剛頂寺山門