高福山 雪蹊寺
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四国霊場第三十三番札所(臨濟宗)
高福山 雪渓寺(こうふくざん せっけいじ)高福寺
御本尊:薬師如来(運慶作)(國賓)
脇士 :日光菩薩 月光菩薩(運慶作)
十二神將(二軀缺)(道雲及海覺作)
毘沙門天王 吉祥天女 祥膩師童子(堪慶作)(以上國賓)
御詠歌:旅の道 うえしも今は 高福寺 後の楽み 有明の月
所在地:高知県高知市長浜857-3
縁起:當寺は弘法大師四國御巡錫の砌り種ヶ崎に居られここを開基せられたと傅ふ。其時に作られたと云はれる御座大師は今尚當寺にあり、當山は元、高福寺と稱す、後一旦高福山、慶雲寺と改め真言宗なりしも、永禄の頃長宗我部元親臨濟宗に改む、天正年中、元親浦戸移城の後は城下唯一の名伽藍となり、一般の歸依頗篤し、慶長四年元親卒するに及び當寺をその菩提所とし、遺骨を火化し、寺の南方天甫寺山に葬り木像を安置し位牌を立て法號に依り寺號を改めて高福山、雪渓寺と稱す、僧、月峰を中興の開山とす。明治初年神佛分離の際廢寺となり、元親の木像は別に奏神社に遷して祭った。明治十二年十月再興を許可せられ、同四十四年寺地を拡張し本堂その他の堂宇を再建した。朱子學南學派の祖とも云ふべき僧、天室は此寺の住職で、その弟子に谷寺中があり寺中の弟子に小倉三省と野中兼山とが出た、雪渓寺は實に南學發祥の道場ともいふ可き所である。
雪渓寺本堂
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雪渓寺大師堂
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