藤井山 岩本寺

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四国霊場第三十七番札所(新義眞言宗智山派)

藤井山 岩本寺(ふじいさん ゆわもとじ)五智院

御本尊:阿彌陀如來 薬師如来 不動明王 観世音菩薩 地蔵菩薩(弘法大師作)

御詠歌:六つのちり 五つの社 あらはして ふかき仁井田の 神のたのしみ

所在地:高知県高岡郡四万十町茂串町3−13

縁起:當山は元、福圓滿寺といひ、往昔行基菩薩、聖武天皇の勅を奉じ、鎭護國家の為、仁王經七福即生の文に鑑み、兼ては天の七星に象取り賓福長福の六寺を興して、總じて之れを仁井田七福寺と稱へ當寺は、其本寺として日本最初の星祭の古刹なり、其後弘仁年中弘法大師仁井田明神の~勅を蒙り、親ら星供曼荼羅を書寫し三國相承の星供秘法を修し給ひ、不思議の奇瑞に因み藤井山、五徳智院と號し、藤原良房卿の執奏により、嵯峨天皇の勅願所並に五社宮の別當、四國三十七番の靈場として御朱印地を賜ひしが、中世頃兵火に罹り焼失せり。時に尊快法親王、一條大納言の男、法資釋長僧都をして、境内を現在の地にトし、再興せしめ其れより岩本寺と改む、爾來法燈の影輝やき上下の歸依篤く實に海南無双の霊場となりたり。然るに明治維新の際廢佛毀釋の災に罹り、忽ち諸堂伽藍を破壊し僅かに大師堂を残すのみの悲惨は境遇となり、次で神佛分離となり遂に廢寺するに至りたれども、明治二十二年漸く再興して今日まで維持する事を得たるは之れ~佛の加護と云ふ可きなり。

岩本寺本堂

岩本寺 

藤井山 岩本寺   藤井山 岩本寺

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