平城山 觀自在寺
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四国霊場第四十番札所(古義眞言宗)
平城山 観自在寺(へいじょうざん かんじざいじ)薬師院
御本尊:薬師如来
脇士 :阿彌陀如来 十一面観世音菩薩
御詠歌:心願や 自在の春に 花咲いて 浮世遁れて 住むやけだもの
所在地:愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城2253-1
縁起:當山は人皇五十一代平城天皇の勅願所で、大同二年四月弘法大師勅を奉じて當山に來り本尊薬師如来、阿弥陀如来、十一面観世音菩薩の三像を刻み給ふ、是れ世に名高き一木三體一刀三禮の尊像なりと、此れを奉安して平城山、観自在寺を開基し同時に此の御荘の郷に観世音寺、觀喜光寺及び智恵光寺の四ヶ寺を建立せられし由緒深き霊蹟なり、又畏くも平城、嵯峨の兩帝親しく行幸ありて御朱印を下し賜ひ、一切經並に大般若經等を納め給ひ、毎年勅使を下向せられ護摩供の秘法を嚴修せしめ給ふ。往時は七堂伽藍巍然として、四十八坊の末寺を擁し、壮麗一國を厭したる程なりしも、偶火災に罹り昔の觀を失すると雖も霊験奇瑞の殊勝なるは今も昔も變りなし、尚當御荘の郷は太古時代より既に住人あり「當山の附近、今の中尾家の屋敷内に貝塚ありて之れを證す。」佛法有緣の地として、叡山の御荘園たりし事もあり。綠、僧都の地名今尚存して、郡内一帯を御荘と云ふも現在は當山所在の町を御荘と云ひ、平城天皇の御因縁に依り山號も平城山、町字も平城町と云ふ。
観自在寺本堂
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観自在寺大師堂
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観自在寺山門
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