海岸山 岩屋寺

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四国霊場第四十五番札所(新義眞言宗豊山派)

海岸山 岩屋寺(かいがんさん いわやじ)

御本尊:不動明王(弘法大師作)本尊は木像と石像(奥ノ院)ありて秘佛なり

御詠歌:大聖の 祈る力の 岩屋寺 石の中にも 極楽ぞある

所在地:愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468

縁起:古人の歌に月夜は物を思はすと、實に秋の夜に金剛峯にかかる月輪の光を眺め、自心實相の圓明を大觀する時、去にし昔の法華仙人の行狀を慕ひ、高祖大師の廣大なる慈悲の恩澤に感泣す、抑も岩屋寺の奮記に依るに弘法大師は、「山高き谷の朝霧海に似て松吹く風を波にたとへん」と詠じ給ひ海岸山の號是に由来せり、而して大師が始めて登山せられ法華仙人に知遇せられしは入唐以前のことなり。岩屋寺は法華仙人成道の仙窟弘法大師開基の霊地にして、松山市を距る十里、久萬町より三里、海抜一千八百四十尺の深山幽谷に在り、阿鑁の峻巖は白雲に聳えて東西に踞り、奇岩霊草は全山を荘嚴にして冬日も變せず、白山の霊峰は銀漢をおかして春雷麓に鳴り、渓間を流るる龍王潭は湛然として深淺を量らず、仙人鴰に乗じて妙法を演へ、七種の霊鳥は異口同音に天楽を奏し、幽谷の朝霧は溟海に似て浚々たり、巖頭の松籟は漣波潮音の響あり加之ならず金胎兩部の諸尊は本誓に佳して雙巖に曼荼羅の風光を飾るに似たり、本尊不動明王は奴僕三味に慈悲の化益を垂れ給ふ、四國第四十五番の霊場として四時遠近の賽客年々歳々幾萬なるを知らず。

岩屋寺本堂

海岸山 岩屋寺

岩屋寺大師堂

海岸山 岩屋寺

岩屋寺山門

海岸山 岩屋寺

海岸山 岩屋寺

海岸山 岩屋寺   海岸山 岩屋寺

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