天養山 寶壽寺

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四国霊場第六十二番札所

天養山 寶壽寺(てんようざん ほうじゅじ)伊豫一之宮

御本尊:十一面観世音菩薩(弘法大師作と傅ふ)

脇士:随求明王 千手観世音菩薩 地藏菩薩

御詠歌:さみだれの あとに出でたる 玉の井は 白坪なるや 一の宮川

所在地:愛媛県西条市小松町新屋敷甲428

縁起:當山は人皇四十五代聖武天皇天平年中に御創立あらせられ、畏くも上至尊の賓祚無彊を始め、下萬民の豊楽五穀成就國家安隠を祈らせ給はんが、為に伊豫一國一の宮、別當とし賓壽寺と號して勅願所と定め給ひし霊刹なりしを以て、弘仁年中高祖弘法大師四國八十八の霊場を選定し給ふに當り、御聖旨を奉體して鎮護國家の爲、尚末世衆生利益の為に六十二番の霊場と定め給ひ、本地佛として一刀三禮の丹誠を凝らして十一面観世音菩薩の尊像を御彫刻遊ばされたる、最も霊験尊き御佛なり。時しも國司越智公夫人難産の爲大師に安産の祈念を乞ふ。即ち法華經第二十五品観音經の御誓願に鑑み祈念を凝し、玉の井の霊水を加持し興へ給ひしかば、忽にして奇瑞の加護を蒙り福徳智恵愛敬の男兒分娩し、夫人歓喜の餘り「さみだれのあとにいでたるたまのゐはしらつぼなるやいちのみやかわ」「いちのみやまいるこころはたまのゐのみづにうつしてねがふあんざん」と二首の申詠歌を讃嘆し奉れり。故に女人常に當山の本尊を信仰し毎日三回此御詠歌を唱へ居れば、必ず安産すと傅ふ。據つて信心の方々常に此御詠歌を唱へ、無二の信心を凝らして大悲深重の霊験に浴せられん事を謹んで告ぐ。

宝寿寺本堂

天養山 寶壽寺

宝寿寺大師堂

天養山 寶壽寺

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