七寶山 本山寺

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四国霊場第七十番札所

七寶山 本山寺(しっぽうさん もとやまじ)寶持院

御本尊:馬頭観世音菩薩(弘法大師作と傅ふ)

脇士:薬師如来 阿弥陀如来

御詠歌:本山に 誰か植ゑける 花なれや 春こそた折れ 手向にぞなる 

所在地:香川県三豊市豊中町本山甲1445

縁起:當山は大同二年弘法大師、平城天皇の勅を奉じて鎭護國家の爲に創立し給ひし處なり。往古は七堂伽藍にして二十四ヶの塔頭四方に檐を列ね、本山庄本六村寺家岡本の三邑二千石を寺領として賜り、四國八十八ヶ所随一の霊場なり。本尊馬頭観世音及阿弥陀、薬師の三尊は弘法大師一刀三禮の彫刻にして皇國無比の尊像なり。霊験掲焉なる事世人の知る處なり。本堂(七間四方)大同二丁亥九月下旬弘法大師の一夜建立にして、爾來千百餘年の久しき火災を脱れ、構造異形にして古色儼然たり。其木材は阿波國美馬郡西祖父谷山字深淵谷に於て大師自ら伐採せるものにして、其遺跡今尚該地に存せり。塔堂(二間四方)は元五重大塔にして大同四巳丑年弘法大師の建立にして、天暦二年大いに之を修理し雨來物換り星移りて、上の四層大破に及べるを以て之を撤去し第一重のみ修理を加へて今に現存す。仁王門は久安三年の創建にして頗る古代の構造を示す。其葺瓦の如きは五百年前の古瓦なる事一見之を知るに足る。枯木地蔵尊は本堂一夜建立の際西祖父谷山より木材運搬中誤って乾隅の柱を遺失せるものにて、明治初年迄貫穴歴然たり。實に不思議の瑞木にして祈れば忽に感應す。是を稱して枯木地蔵と稱す。

観音寺本堂

七寶山 本山寺

観音寺大師堂

七寶山 本山寺

観音寺山門

七寶山 本山寺

七寶山 本山寺   七寶山 本山寺

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