我拜師山 出釋迦寺
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四国霊場第七十三番札所
我拜師山 出釋迦寺(がはいしさん しゅつしゃかじ)求聞持院
御本尊:釈迦如来(弘法大師作)
脇士:文殊菩薩 普賢菩薩
御詠歌:迷ひぬる 六道衆生 救はんと 尊き山に 出づる釋迦寺
所在地:香川県善通寺市吉原町1091
縁起:當山は高祖弘法大師の開基、四国第七拾三番の霊場にして尚全国に於ける弘法大師二十一ヶ所の霊蹟中誓願捨身の霊蹟として、第二番に位し本尊釈迦牟尼如来は大師の御作なり。其因由を按ずるに當山は其昔倭斯濃山と稱せしが、彼の弘法大師御和讃に「御歳七つの其時に衆生の爲に身を捨てて五つの嶽に立つ雲の立つる誓ぞ頼もしき」とあるが如く今を去る壹千百五拾有餘年の昔大師御歳七歳の御時、大師は其小さき胸の中に最も廣大なる救世の御誓願を立て窃に家を出でて五岳の随一たる此の山に登り、至心に三世の諸佛十方の薩埵を念じ「我れ佛法に入りて一切の衆生を濟度せんと欲す、幸に吾願成就するものならば釈迦牟尼世尊影現して證明を興へ給へ。若し吾願成就せざるものなれば一命を捨てて此身を諸佛に供養し奉る」と唱へ決然身を躍らして断崖絶壁の頂より白雲迷ふ深壑の底に身を跳らし飛び給ひしに、嗚呼有難き哉忽ち紫雲の浴々として湧起せる中に、白毫より大光明を放ちつつ釈迦牟尼佛百寶の蓮花に座して御出現遊ばされ、遥か彼方より羽衣に身を纒へる權化の天女天降りまし、大師を御衣の袖に抱き止め「一生成佛の旨」を宣り給ふ。後大師四國八十八ヶ所開基順拝の砌、其昔七歳の御時捨身修行の際の不可思議なる霊験と無上の霊地なりしを思ひ浮べて去るに忍びず。求聞持御修行の御本尊たる虚空蔵菩薩の尊像を御自作して安置し、久しく此の地に錫を留めて求聞持の法を御修行遊ばされし因縁により、院號を求聞持院と稱すなり。斯るが故に當寺の奥の院は即ち弘法大師捨身の霊蹟として捨身ヶ嶽禅定と唱へ、大師衆生濟度發願の根本道場として古來道俗信仰の唯一霊場たり。
出釋迦寺本堂
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出釋迦寺大師堂
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出釋迦寺山門
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