大本山 五岳山 善通寺
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四国霊場第七十五番札所
大本山 五岳山 善通寺(だいほんざん ごがくさん ぜんつうじ)
御本尊:薬師如来(弘法大師作)
御詠歌:我れすまば よもきえはてじ 善通寺 深き誓の 法の灯
所在地:香川県善通寺市善通寺町3−3−1
縁起:當山は古義眞言宗善通寺派の大本山にして、弘法大師御誕生の霊蹟であり、又大師自ら御建立の寺であります。大師の父佐伯家は讃岐國造の家柄にして、代々此の地に住せられ、御母は伊豫親王の學士阿刀大足の妹にて玉依御前と稱せられました。人皇四十九代光仁天皇賓龜五年六月十五日大師は此の地に御誕生遊されたのであります。玉依御前の御殿は今の御影堂の所にありました。昔より此の地を神聖の所とし、奥院と名づけ、誕生院ともいひます。現に産湯井並に戒檀廻りなどあるのはその爲で、道範上人は此の所に參詣して、戀慕恭敬、涙を催すといはれて居ります。大師は唐より歸り、眞言宗弘通の勅許を得られましたので、先づ先祖の氏寺として、屏風が浦に一寺を建立せられん事を發願せられ、恩師恵果和尚の御住まひ遊ばした青龍寺の伽藍を模して建立遊ばされたのがこの善通寺であります。御父善通卿はその事を大いに随喜せられ、荘田四丁四方を三賓に供養し、伽藍建立の境内地とせられ、大師は大同二年臘月朔日に、手斧始めをなされ、尾背山より木材を運び、弘仁四年六月十五日諸堂伽藍の建築落成いたしました。御父の名を取り善通寺と名づけたのであります。この時建立せられた堂塔は、金堂、大塔、講堂、法花堂、西堂、護摩堂の十五宇でありました。故に御綸旨に「梵閣一十五宇新功未だ加へず」とあります。
善通寺本堂
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善通寺大師堂
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善通寺山門
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