補陀洛山 志度寺 

トップページ高知県の観光四国霊場四国霊場八十八ヶ所>補陀洛山 志度寺

四国霊場第八十六番札所(古義眞言宗)

補陀洛山 志度寺(ふだらくさん しどじ)

御本尊:十一面観世音菩薩(國寶)
脇士:不動明王 毘沙門天王(各國寶)

御詠歌:いざさらば 今宵はここに 志度の寺 祈のこゑを 耳に觸れつつ

所在地:香川県さぬき市志度1102

縁起:推古天皇の御字、當志度浦に霊木流れ來り、毎夜瑞光を放ち、日々異香を薫せり。其頃當所に観音信仰の蘭の子尼と云ふ人あり、此霊木を以て十一面観音大士の御像を彫刻まをさんと心願し居りしが、或日一人の若者尋ね來りて曰く我は佛師なり、御身の願ふところの観音を刻み興へんと、直に着手して一日の中に子尼の身長に等しき観音を刻み了へ、辞し去るに臨んで我は補陀洛山の観音なりと云ひ給ひて何方ともなく消へ失せたり。時は推古天皇三十三年なり。當寺本尊は古来より常には誰人にも開扉せず、必ず三十三年目毎に開扉するを寺法となす。其因由は観音大士は常に三十三に分身應化して、衆生を済度するを本誓となす。西国三十三ヶ所の霊場の起りも、此本誓に基くものなり、當寺本尊は推古天皇三十三年に刻み奉りぬ。依て此の三十三の數に因みて、本尊開扉の年度を三十三年と規定せしものなり。同年間に蘭の子尼本尊安置の堂宇を建立せんと更に心願を發せしが、又或日若き番匠來たりて曰く、我は御身の所願を傅へ開きて來たれり、速に材木を我れに興へよと、則ち七日の内に一間四面の堂舎を築造し、然して彼の番匠子尼に向ひて我は豫彌國の焰王なりと云うひ棄てて行き方しれずなりにけり。

志度寺本堂

補陀洛山 志度寺 

志度寺大師堂

補陀洛山 志度寺 

志度寺山門

補陀洛山 志度寺 

補陀洛山 志度寺    補陀洛山 志度寺 

四国の観光へ戻る  高知県の観光へ戻る