砲身砲架の構造

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砲身砲架の構造は火砲一般構造の編で述べられたことであるが、大口徑になると一般構造の外更に考慮を要する特殊の困難が起るのである。砲身については40センチ加農の圖にも示してある如く、砲身一箇の重量が100瓲にも達するので、一箇のかかる大鋼材を得ることが甚だ困難となるため、適當な被筒を組合せた層箍砲身となし、更に重量輕減のため鋼綫法等も使用し、甚だしきは身菅等も途中で接合したものも製作せられるに至った。また口徑と共に砲身長も增大するため、自重による屈曲等も生ずるため、腔壓に堪へる以上に砲身外方に餘分の肉を付けねばならぬこととなり、砲によつては砲身上に引張りを設けたものさへ現はれるに至った。砲架もまた大口徑になるに従って、大なる發射の反動力即ち後坐抗力を受けねばならぬため、愈々堅固に製作するを要する。一例を示せば40センチ級の加農においては後坐抗力700瓲にも達するため、砲架以上の各部を支持する上、更にこの重さに抗し得る如く計畫せねばならぬ。そしてその構造も他の構築物に比し甚だしく堅固なものになるのである。またかかる重量物も目標の追従のため、砲手の意の儘に方向及び射角を變化せねばならぬから、手力で容易に移動し得る如く各部の重量平衡滑動装置等、特殊の注意を要するのである。

砲身砲架の構造

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