戦車の構造と特性

高知県の観光戦争と日本軍艦集>戦車の構造と特性

戦車は移動砲臺であるから、その構造は一種の自動車であるが、道無き原も、溝深き野も、自由自在に闊歩せねばならぬから、通常無限軌道を備へてゐる。即ち車體の重さは多數の轉輪によつて、無限軌道の廣い接地面積に平等に分配される。故に軟かい泥寧中でも歩くことが出来る。また軌道は關節作用によつて、芋蟲のやうに地面の凸凹に随つて匍ひ歩くから、路外でも運動自在である。また無限軌道の摩擦抵抗が大きいから、滑り易い地面を進み、また急坂路を登ることが出来る。また廣い溝や塹壕を渡り、堤防を乗越える。重い車體の衝撃力により、鐡條網や鹿砦や、立樹や、土壁などの障害物も、突破することが出来るのである。戦車の速度を速めるために最も大切なことは、車體の衝撃を緩和する装置であつて、發條や、油壓や、種々の槓桿の組合せを應用して、勤めて弾性を與ふるやうに工夫してある。

戦車の構造と特性

高知県の観光へ戻る  戦争と日本へ戻る 
昭和初期の兵器へ戻る