結語

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装甲自動車は戦車と共に近代軍機械化の花形であつて、その戦場に於て表す威力は、洵に恐歎に値するものがある。その果敢な特性は我が大和魂とよく合致する。この利器の上に大和魂を載せれば、全く鬼に金棒であらう。然しながら装甲車両の整備には、莫大な経費を必要とする。而も欧米各国は我に一歩を先んじて、已に多數装備の實行期に入ってゐるのである。我等は雲霞の如く戦場を壓する戦車、装甲自動車の現出を前に視て徒らに空拳を撫して三歎するの恨を残し廣く無いものである。

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