五台山の経塔
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高知市五台山
五台山の麓にある大島岬の護国神社から竹林寺に至る旧参道の7〜8合目に、南面してこの経塔は建っている。この経塔は高さ2.98mで3段の基礎があり、その上に四角形の塔身があり、さらにその上に笠部、そして宝珠を最上部にのせている。塔身の正面中央に、「南無妙法蓮華経」という題目が刻されている。この題目の存在から、この塔は日蓮宗の塔である。そして、このような題目を刻す塔は題目石塔と呼び、さらに、この法華経塔のように、宝珠・笠を持ち、題目を刻した石塔は正式に題目式笠塔婆と呼ぶ。塔は、正面に刻された銘文から貞享元年(1684)に建立されたことがわかる。
(文化財書引用)
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