爆薬の安全度

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火薬の初めから現在まで

爆発はその爆発するや、十分威力の大ものでなければならないが、取扱中に一寸した事で爆発するやうなものでは危険で困る。「ニトログリセリン」の如きは液體であるばかりか、僅の衝撃にも轟爆するものであるから、これはまことに取扱ひ難い。それで初め木精を以て「ニトログリセリン」を溶し、使用前水中に投じて分離することを考へ、或は凝固したものを錫鑵に入れて運搬し、使ふ場合に溶解する案があつたが、終に火薬界の恩人「アルフレッド・ノーベル」は珪藻土に吸収せしめ「ダイナマイト」として、これを安全に使用する方法を発明し賞揚されてゐたが、今日では棉火薬に吸収させた活性「ダイナマイト」を専ら使用するに至ってゐる。黄色藥は鈍感で、小銃彈に射ち貫かれても爆発しない。茶褐色藥は更に鈍感であるから裁断削成穿孔等の作業が容易である。しからば以上の如き鈍なものを、爆発さすにはどうすればよいかといふに、雷汞窒化鉛の如き起爆剤を以てするのである。この現象は不思議であるが雷汞が爆発したとき生ずる波動が、丁度爆薬の分子を振動せしめ、爆発誘起に都合よくのであらうと説明せられてゐる。

爆破用火薬

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