行水の池
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高知県室戸市
室戸岬
約1200年前に弘法大師(空海)が行水をされたという池。ここでは隆起したノッチ(波食窪)が見られます。ノッチはかつて海水面近くで形成されたもので、現在は海抜6メートルまで隆起しています。その壁面には環形類のヤッコカンザシ(ゴカイの仲間)が住んでいた灰白色・石灰質の殻(棲管)の群体が付着。炭素14年代測定の結果によれば、この棲管は今から約2700年〜1000年前に出来ました。この付近の海岸の岩には海水面付近に現生の棲管が付着しているのを見ることができます。