投射機攻撃と火砲射撃

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毒瓦斯の用法

英軍の創製した「リヴェンスプロゼクター」(重投射機)及び「ストークモーター」(輕投射機)の類がこれに屬するものである。この投射機は煙火筒のやうな鐡筒であつて、數百門を配置し、填實量の多い瓦斯弾を筒先からこめて、電気発火等に依って射撃するもので、近戦兵器として瓦斯攻撃の主要なる方法である。その特色は一般火砲に比較して簡単であつて而も價が安く、一挙に多量の瓦斯を急襲的に集中せしむることが出来る點である。火砲射撃は火砲、迫撃砲の弾丸に毒物を壓搾填實したものを射撃する方法で、これは毒瓦斯使用の主軆で、欧州戦における毒瓦斯の總使用量の70%はこの方法で使はれた。普通の砲弾に對して、どの位の比率の瓦斯弾を用ふるかといふに、英、獨、佛に在つては約二十五パーセント内外、米では約四〇パーセント位であるらしい。

投射機攻撃と火砲射撃

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