卵塔

高知県の観光名所

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高知県南国市

土佐藩初期の家老乾一族の墓所。卵塔とは墓石の形状を表し、俗に「乾の大墓」ともいわれる。乾家は戦国時代濃州の土岐性から出て、第一世彦作和信は天正十三年(1585)江州長浜城で山内一豊に仕え、千三百石の家老であったが、地震のため死去。その墓は此所に無い。和信の嗣子幼少のため、家老職は弟将監和三が継ぎ、長浜から掛川へと一豊に仕えて土佐へ入国。備後と号し山内姓を賜り比江、国分、植田で四千五百石を領した。土佐藩初代家老として、卵形の大墓碑が夫婦で墓所中央に位置し、以下二代和成、三代信勝、四代和信、五代和好と五代にわたり大墓碑十基が並ぶ。三百年の風雪に耐えた時代の遺構である。

卵塔

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