小倉三省誕生地
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三省(1604〜1654)
藩政初期の政治家、南学者。通称弥右衛門、名は政実、克通、三省は号。小倉少助の子。2代藩主忠義に抜擢されて大扈従となり200石を受けた。慶安1年(1648)には父と同役で仕置役となる。性謙虚で、政治も寛仁を旨とし、衆と善をともにする人柄であった。奉行野中兼山を助け、特に開墾事業に精励した。兼山の気性のはげしさに対して温和をもって補った。江戸詰の青年時代朱子学の興隆に接して感銘し、兼山に「中唐章句」を贈った。これが土佐における南学興隆の契機となる。以後兼山とともに谷時中に師事し、政治の余暇は研学にあて南学者として大成した。その学風は学政一如であった。承応3年(1654)父少助死去、これを追うようにして同年7月15日なくなった。親友山崎闇斎は深く衰悼した。
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