豊楽寺:重要文化財

高知県の観光高知県の文化財>豊楽寺:重要文化財

長岡郡大豊町豊永

建造物

豊楽寺
薬師堂

所在地  長岡郡大豊町
管理者  豊楽寺 
指定年月  明治三十七年九月

仏教の伝来は我が国の文化の曙光であったと共に、建築史上の大革命であった。従来の大社造りや神明造り等と全く趣きを異にした技術が、百済より来朝した土人によって、四天王寺又は法隆寺などの大伽藍が建立せられ、聖武天皇の時代には、全国に国分寺及国分寺尼寺が建立せられ、尚其の総本山として奈良に世界一の大規模の東大寺が建立せられ、百花繚乱の建築黄金時代が出現したのであった。此の時代は、唐の文化の摂取時代であったが、唐が滅び遣唐使が廃止せられて唐の文化の輸入が停止するや、ここに輸入文化の淘冶時代がはじまり、むつかしい漢字を取り入れてこれを淘冶し終に日本趣味の流麗なる平仮名をあみ出した様に、支那建築をとりいれてこれを換骨奪胎し遂に優美艶麗なる平安時代の建築を創造したのである。(後略)

豊楽寺:重要文化財

高知県の文化財へ戻る