練習艦 比叡

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主要目
排水量:19.500噸 速力:18.0節 備砲:36糎砲6門 15糎砲16門 12.7糎高角砲4門
8糎高角砲4門 起工:明治44年11月 竣工:大正3年8月 建造所:横須賀海軍工廠
昭和7年12月練習戦艦に改装

金剛、比叡、霧島、榛名と久しく語呂もよく連稱された此艦も、他の3姉妹艦の近代化されるに續いて昭和5年呉工廠で已に改装の準備が進められつつあつた。が此艦にとつては天の霹靂とでも云ふべき彼のロンドン條約の結果は、攻撃力防禦力共に減勢又は撤去してわずかに練習戦艦として保存使用されることになつたのである。
霧島級と寸分違はぬ要目であったのが、このため排水量19.500噸に、平均吃水は6.32米の淺きに、速力は18節の低速に各著しく低減された。備砲に於ても亦上記の如く低下してゐるが戦艦の誇る防禦力に於いても寫眞に見る如く艦の重要部分を包む舷側装甲帶を撤去されてゐる。しかし今後は練習戦艦として重要な役割を果たすわけである。尚本艦は練習戦艦として海軍砲術學校等の砲術練習の要務に服してゐる外、去る昭和8年の海軍特別大演習には御召艦の光榮を擔ひ又昭和10年滿州國皇帝陛下御来朝に際してもその御召艦たるの光榮に浴した。

練習戦艦 比叡

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