一等巡洋艦 麻耶

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主要目
排水量:9.850噸 速力:33.0節 備砲:20糎砲10門 12糎高角砲4門 魚雷發射管8門
起工:昭和3年12月 竣工:昭和7年6月 建造所:神戸川崎造船所

鳥海と同要目の9.850噸巡洋艦。本艦は我が一等巡洋艦中の最後に起工されたもので最新鋭中の最新艦である。日本がロンドン條約で許容された一等巡洋艦の保有量は、隻數12隻、排水量合計(基準)108.400噸であるが、大正15年3月我が海軍が20糎搭載巡洋艦として最初の勇姿を海上に浮かべた古鷹以來、この摩耶に至つて隻數12、合計排水量107.800噸。排水量に於ては未だ600噸は殘つてゐるが隻數が己に條約量を充してゐる以上これ等で我が海軍の有し得る一等巡洋艦は最大限となるわけである。あとはこれを100パーセント有効適切に活用すべき人の問題となるであるが、これは元より精神技術共に申し分なく錬成されてゐるから、これら一等巡洋艦の將來こそ特に大なる期待をもつて見られる所以であらう。

一等巡洋艦 摩耶

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