科学兵器の発達

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欧州大戦の航空機、戦車と共に戦場の花形役者を演じたのはこの毒ガスである。其起源は遠く紀元前四百年の「アンネ」「スパルタ」間の戦争にあると言う話である。其後十九世紀に至り、化学工業の発達に伴い、「イペリット」「ホスゲン」等の毒ガスの発明を見たが、1899年海牙条約にて人道上の見地よりこれが使用を禁止した。しかるに1915年独軍まずこれを使用するや、各国共に又これを使用するに至り、ために急速なる進歩を遂げるに至った。戦後1922年華府会議にて、列強は再び海牙条約で尊重すべきことを協定したが、未だ其全部の批准を終わらざるのみか、各国は万が一対敵国が使用した場合の自衛手段だとして、其防護法に名を借り、極秘裏にこれが研究に没頭していることは覆うべからざる事実である。

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