鎮守のほとり

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大原富枝

若一王子宮の深い林のなかを流れて来た山の清水が、小さい谷川になって小径を横切り、土橋の下を音をたてて清らかに流れている。切岸に石菖が茂り、初夏は黄色の小さい花をつける。そこはもうすぐ表参道の二の鳥居の建っている広い道で、畳四枚半ほどの大きな一枚岩が、右側から流れてきた別の谷川の上に石橋になって架かっていた。青っぽいその平らな石橋の上で石菖の花を並べて、お店屋さんを出している童女の私が見える。(後略)

鎮守のほとり

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