くさのわう
高知県の観光
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牧野富太郎植物図鑑
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路傍又は垣牆の間に自生する宿根草木にして、莖脆弱高さ一二尺、之を断てば黄汁を出す、葉は一回又は二回羽狀に分裂し、裂片又小裂片又は粗鋸齒をなす、其色上面黄緑色下面帯白色にして微毛あり、花は花梗上數花を繖狀に欑簇し、萼片二個黄色の花瓣四個雄蕊は十六乃至二十四個雄蕊一個あり、小房は後一寸許りの莢を結ぶ、四月より夏にかけて花を見る、有毒植物なれども又薬用となすべし。
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