春日神社
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
この社殿の西側には春日神社が建てられてをる。春日神社の祭神は武甕槌命、齋主神、天兒屋根命、北賣神の四柱である、外に住吉大神、出雲大神、玉津島神、大丸神を合殿にて祭つてある、本社は元祿十六癸未年山內豊房公始めて宇津野山なる藤並の森に勸請せしが亨保十五庚戊年比島村へ遷座した、然るに天保七丙申年九月二十五日更に此の地に遷座なしまゐらせた、住吉大神と外三柱の神を合殿としたのは此の時であつた、この社殿の建築様式は總て藤並神社に類似し只規模の小なるだけの差異あるのみである、拜殿の格好、幣殿の配置、本殿の建築様式、斗組、其他の装飾の程度はよく似てゐるから特記することを畧する。
